カリキュラム

指導者の心に目を向け、体系的に「生きた学び」を

第1節:指導者としての心を開発する

ABIでは、まず「指導者としての心」に目を向けます。指導者としての立場を取る前に、まず指導者としての品位あるいは気質を身に付けなければなりません。キリストまた聖霊との交わりにおいてのみ、これは身に付くものです。弟子としての道を歩む時に初めて指導者は「指導者としての立場を取る」準備が整うのです。

 

101:物語:神の偉大なる計画の発見

66巻、1,100章、そして約32,000節。聖書のこの量(ボリューム)に人は圧倒されるかもしれません。この「物語」という講座では、非常に重要な主題が説明されます。すべての人に関係があり、独特で影響力のあるこの物語の中に神の言葉が統合されている、というのがその主題です。この講座では、創造・罪・キリスト論・救済論そして終末論といった重要な分野を受講者に紹介します。

 

102:歩み:弟子としての在り方の修得

キリストの召命は「異なる者」になることへの召命です。イエスに従う者の姿は、周りにはどのように映るのでしょう。その歩みは弟子となることに焦点を合わせています。キリストに従う者は、日々、救い主に似る者となっていくのです。この講座では、聖化および霊的訓練といった主題を受講者に紹介します。

 

103:書物 第1部:神の言葉を聴く

聖書はすべての人を対象に書かれている神の言葉です。もしこの書物がそれほど重要なら、なぜ理解するのがこれほど難しいのでしょう。この「書物」という講座では、聖書の読み方や解釈の仕方および聖書を日常生活に適用する方法について実践的な段階が示されています。この講座では、基礎的な解釈学を受講者に紹介します。

 

104:教会:共同体での生き方

イエスが教会について語られた時、教会を花嫁と呼ばれたことをご存知でしたか。キリストの教会の一員となるとはどういう意味なのでしょう。この「教会」という講座では、すべての人が共同体のために創造され、お互いに頼り合っているという真理が明らかにされます。聖書を調べることにより、教会を構成する者たちには神から賜物が与えられ、力が注がれており、そして共に世界を変えることができる者たちであることを受講者は発見します。この講座では、伝道論、聖霊論および霊的賜物といった主題を受講者に紹介します。

 

105:使命:神の心を把握すること

歴史を通して、すべてのことを含む一つの使命を神はお持ちです。その使命に突き動かされて、神は天地創造からイエスの十字架に至るまでのすべての業を行われました。神がイエス・キリストに従う者たちに与えられた唯一の任務を受講者に明らかにし、その任務に没頭することを目的に、この「使命」という講座は設けられています。ここでは、宣教とアライアンスの宣教特殊性といった主題が受講生に紹介されます。

第2節:牧会することの学び

教会での指導者としての在り方は、他の分野のそれとは明らxかに違います。聖書の中では、牧会的指導性を描写する時、一貫して羊飼いの喩が使われています。ABIの第2節では、キリストのために教会を牧するとはどういう意味かについて掘り下げていきます。牧会者としての指導性に求められる独特な役割と技能の理解に重点を置くことになります。

 

201:初めに:旧約聖書の理解

旧約聖書はキリスト教信仰の土台です。旧約聖書の登場人物やその神学さらに、そこで展開される幅広い主題を受講者が理解できるようになるために、この講座は構成されています。旧約聖書から学んだ教訓を現代の生活状況に応用させ、新約聖書の教えの根本を理解し、そして旧約聖書から説教をし、教えることができるようになるための講座と言えます。

 

202:キリストの生涯と初代教会:新約聖書の理解

新約聖書は、イエスの生涯と教会の誕生を描いています。この講座では、新約聖書の全体像を示します。イエスの生涯の意義、またイエスがどのように弟子たちを訓練したかについても言及されます。また、新約聖書の読み方や学び方、そしてそこで扱われている主題の教え方にも触れることになります。

 

203:書物 第2部:聖書の読み方

主の働きによる指導者は、神の御言葉を正しく扱う者でなければなりません。また、聖書文学の微妙な差異や様式、そして解釈方法にも精通していなければなりません。この講座の目的は、受講者が聖書を文学作品として理解し、聖書様式への意識に目覚め、そして適切な聖書的解釈の方法論を説明できるようになることにあります。

 

204:牧会的働き 第1部:牧師の生活と指導者としての在り方

牧会的ミニストリーは、時代がかった(古い)ものでもあり、また独特のもの

でもあります。牧会的指導性と牧会的神学の実例が旧約聖書と新約聖書の中で一貫して記されているゆえに時代がかっており、教会がキリストによって私たちに啓示されているので牧会的ミニストリーは独自なのです。この講座を通して、受講者は牧会的ミニストリーの日常的現実に触れながら基礎的な牧会神学を学びます。その中で、指導者としての準備を整えることになります。

 

205:聖書の真理の伝達 第1部:御言葉の説教

聖書の勉強法を知ることは重要です。しかし、御言葉において神が教えている内容を伝達する方法を知ることも大切です。この講座では、受講者がどのような場合でも神の御言葉を効果的に宣べ伝えることができるようになるために、正しい説教学的原則を体験する機会が提供されます。

第3節:教会を導くことの学び

ABIの最終節の目的は、牧会者となる者がアライアンスという組織の枠組みの中で良き指導者として活躍するための方法について学ぶことにあります。それぞれの地域に置かれた教会において、受講者の一人一人が指導者として用いられる者となることが最優先事項です。同時に「大宣教命令」実現のためにアライアンスが用いている方法を説明することも重要な側面であります。

 

301:牧会的働き 第2部:教会運営(経営)の理解

教会が成長するために、牧会者は牧会的ケアと組織運営のバランスを保たなければなりません。この講座では、安定した組織の構築と運営上の洞察力に焦点を絞ります。また、洗礼式や聖餐式および結婚式や告別式などの準備といった牧会的実践を効果的に行うことが説明されます。

 

302:聖書の真理の伝達 第2部:御言葉を教えるとカウンセリング

この講座では、教えることとカウンセリングに目を向けます。そして、小グループという環境において、福音という人の生き方を変えてしまうようなメッセージをいかにして効果的に伝えることができるかを学びます。カウンセリングの場で聖書を適用する方法を学びます。

 

303:地域教会の構築:伝道と指導性の開発

教会が成長発展するためには、指導者が成長しなければなりません。この講座では、教会という環境の下で霊的指導性を秘めている人々を集め、整え、養い、動機付けをするのに必要な原則を受講者は学びます。講座の内容には、伝道における聖書的モデルや指導者養成また具体的な伝道手段などが含まれます。また、指導者養成のための場所を提供します。教会に於けるチームの構築に内容が絞られます。

 

304:アライアンスの理解:アライアンスの歴史と信条(方針)

クリスチャン・アンド・ミッショナリー・アライアンスは、使徒の働き1章8節から生まれた運動で、全世界に福音をもたらすことをその目的と掲げています。この講座では、受講者は教会運営やその方針、そして組織に対するアライアンス独特の取り組みについて学びます。

 

305:教会における変化・権力・不一致の理解

すべての教会が変化や不一致を経験します。これらの問題に賢明に対処し、使命から離脱しないように指導者は備えなければなりません。この講座で受講者は、いかにして変化の過程を通り抜け、不一致に対処するかを学びます。また、変化と不一致に伴って起きる権力の問題の本質を評価検討します。

私たちのビジョン

クリスチャンとしての歩みを一層深くしたい。また、教会での奉仕あるいは伝道牧会の働きに志を持っている。そのような方々のためにオンライン・ミニストリー訓練プログラムを始める。それが、私たちのヴィジョンです。対面形式でのセミナーや集中講座の他、オンライン形式での聖書学、神学、ミニストリー・リーダーシップ学などの講座が開講されることになります。ミニストリー訓練を、より強いインパクトで、より多くの人々に利用できるようにというのが、私たちのヴィジョンです。
私たちは、アライアンスDNAによって牧会者や教会指導者の訓練を実現したいと願っています。

アライアンス聖書学院の教育課程は15のコースから構成されており、学びはビデオ・読書課題および実践的課題を通して進められます。各コースの受講期間は9週間で、受講者はひとつのコースにつき1週間に概ね8時間程度の学習時間を費やすことになるでしょう。また、受講者は他の受講者と一緒に学ぶか、あるいは自分のペースで課題に取り組むかの選択が可能です。

弟子作りと霊的成長

新しい指導者の育成

教会の指導者たる者、まずイエスに似る者とされる道を歩む弟子たるべきです。私たちの使命は、真心からイエスに従う志を持つ受講者の皆さんを支援することにあります。従って、本プログラムは神の働きのための準備教育であると同時に、クリスチャンの霊的成長を支援するという目的も担っています。私たちが求めるのは、自ら神を知り、そして神を知らせる備えができた働き人なのです。

推薦の言葉

アライアンス聖書学院は、神様を知り、神様を知らせるための、素晴らしい学びの場になるでしょう!

アーサー・ラウザー

アライアンス・チャーチ・ネットワーク牧師

アライアンス聖書学院で、ABシンプソン先生やトーザー先生のDNAを受け継ぎ、人を漁るキリストの弟子になりましょう。
元吞光一

川口キリスト教会牧師

聖書の学びとはただ知識、神学を学ぶことではありません。それは、御言葉という主の御力を体験することなのです。つまり、いま、生きている自分とそこに働かれる御言葉の関係を理解、認識していく力をつけていくということです。
このアライアンス聖書学院においては、それに必要なことをアライアンスの教義に則り、順序立ててしっかりと学んでいくことができます。
聖書の学びとは時に私達自身の深いところを探らなければならないこともあるでしょう。しかし、この学びの先にあるものは、主への揺るぎない信頼と、大きな平安です。どうか、この学びのチャレンジに皆様が参加することができるように、こころからお祈りいたします。
南雲嘉明

八千代福音キリスト教会牧師

アライアンス聖書学院は2022年春に開校します。

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